2012年7月30日月曜日

暑い休日


娘が広島を離れ いつもの穏やかな日曜日

賑やかな蝉時雨に打たれながら 畑へと一歩踏み出す

午後の容赦ない日差しに目眩を感じながらも

見回せば妻と息子が精をだしている

今ではいつもの風景



この風景 30年前に息子の立場で眺めた記憶がある

あの日 親父もお袋も同じようにささやかな幸せを感じていたのかもしれない

お互いが少しは休めと気遣いながら 黙々と畑の手入れが続く

夏野菜の収穫 草刈り 秋への準備

滴り落ちる汗が心地良ささえ感じる ある夏の日曜日


周りの景色は様変わりしたものの

我が家の夏の一日は 30年いや50年前と同じなのかもしれない


決して守るべきモノではないとしても

変わらない 形のない幸せを残してくれた

親父とお袋に 初盆を前にあらためて感謝したい


そして妻と息子へ 暑い中お疲れさん そしてこれからもよろしく

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